トラブル

今夏、台風による太陽光被害、山間サイトでパネル飛散も(前半)(page 2)

伊豆半島で複数サイトが損壊、アレイが反転も

2019/11/21 05:00
金子憲治、加藤伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
印刷用ページ

元モトクロスのコースに設置

 事故報告によると、台風15号では、千葉県と静岡県で強風による太陽光発電所の損壊があった。静岡県では、伊豆半島の山中にあるメガソーラーが、強風によって被災した(図3)(図4)。

図3●台風15号で被災した静岡県河津町のメガソーラー
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます
図4●強風により敷地内にパネルが飛散した
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます

 このメガソーラーは、静岡県河津町にある。「天城越え」で知られる、静岡県伊豆市と賀茂郡河津町との境にある天城峠を越え、さらに伊豆半島を南下したところに立地している。

 周辺地域では、台風15号による強風による倒木で、道路の通行が妨げられ、鉄道でも伊豆急行が不通となるなどの被害が相次いだ。観測史上最高となる降雨も伴い、河津川の増水によって、橋が流される被害も生じた。

 被災したメガソーラーは、鉢の山(標高:約618m)の中腹にある。この中腹付近は、比較的平坦にひらかれている。鉢の山の山頂までを結ぶ、「伊豆元気わくわくの森・鉢の山森林セラピーロード」の起点となる駐車場も、ここにある。自動車でここまで乗り付け、低山をゆったり登るような楽しみの拠点となっているようだ。

 「伊豆元気わくわくの森・鉢の山森林セラピーロード」の看板には、メガソーラーがある場所は、「萱場」として記されている。オートバイ競技のモトクロス用のオフロードのコースとして使われていた時期もあったようだ。

 メガソーラーは、この「萱場」だった場所をそのまま使うように、駐車場がある場所から、山の南側に向けて広く太陽光パネルが並んでいる。被災したのは、山の南側に近い区域だった。

  • 記事ランキング