トラブル

今夏、台風による太陽光被害、洪水で「架台の損壊」も(後半)

千曲川決壊で複数サイトが水没し、「パネル外れ」が多発

2019/11/22 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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浸水被害想定区域で9件被災

 今夏も、勢力の大きい台風が次々と日本列島を襲った。太陽光発電所が大規模に被災した例もあった。前半では、台風15号を中心に強風によるパネルや架台の損壊したサイトを取り上げた(関連記事)。後半では、台風19号による洪水に巻き込まれたサイトの現場をレポートする。

 台風19号による太陽光設備ヘの被害に関し、電気事業法に基づいて事故報告のあった件数は18件、そのうち浸水によるものが16件に上った。経済産業省は、有識者会議の場で、「浸水被害の16件中、9件が浸水被害想定区域に設置されていた」と報告した。

 太陽光発電所は、相対的に地震よりも水害に弱いことから、これまでも立地選定に際しては、洪水リスクの高い川沿いや津波リスクの高い太平洋の沿岸地域を避けることが多かったが、今後、こうした傾向はさらに強まりそうだ(図1)。

図1●台風19号における太陽光発電設備への被害状況。経産省は立地選択の問題点を指摘した
(出所:経産省)
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