トラブル

台風による「全倒壊」乗り越えて稲刈り、小田原の営農型太陽光

2019/12/19 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
印刷用ページ

昨年9月の台風24号に被災

 今年10月7日午後、神奈川県小田原市にある営農型太陽光発電所「小田原桑原ソーラーシェアリング」で、秋の収穫が行われた。約360坪(1188m2)の田んぼの上に、出力約58kWの太陽光パネルを設置した低圧事業用太陽光発電所になる(図1)。

図1●「小田原桑原ソーラーシェアリング」での収穫の様子
(出所:F&Eあしがら金太郎電力)
クリックすると拡大した画像が開きます

 通常の稲刈りと同様、自動の稲刈り機を使って、実った稲穂を手際よく刈り取っていった。二人の作業者によって数時間で、すべての収穫を終えた。生育状況は、周辺のたんぼと比べてもそん色なく、計画していた約400kgを収穫した。

 事業主体は、「再生可能エネルギー100%」の電気小売りとミカン栽培を手掛けるF&Eあしがら金太郎電力(神奈川県松田町)で、2018年4月に竣工した。神奈川県下では、初めての稲作によるソーラーシェアリングとして注目された。

 今秋は、営農型太陽光として、2回目の収穫期を迎えたものの、本格的な稲刈りができたのは、実は、今年が初めてとなった。というのは、昨年は、稲刈り直前の9月30日、台風24号の強風によって架台すべてが倒壊し、ほとんど収穫できなかった(図2)。

図2●昨年9月の台風24号で全倒壊した
(出所:F&Eあしがら金太郎電力)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング