トラブル

まるで「ラピュタの城」、雑草に覆われた太陽光、集電箱は水浸しで、あわや売電停止に

エネテク 第40回

2020/01/16 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 このシリーズでは、エネテク(愛知県小牧市)が、太陽光発電所の点検やO&M(運用・保守)サービスを担う中で対応してきたトラブル事例を紹介している。同社は、2007年に創業した電気設備工事会社で、太陽光発電の施工も多く担当してきた。O&Mサービスでは、点検時に原因分析だけでなく、状況によっては、その場で不具合の原因を解消するといったワンストップの対応が特徴となっている(関連コラム)。

 今回、紹介するのは、売電を開始してから約5年間、一度も点検やメンテナンスを施したことがなかったという太陽光発電所における例である。

 関東地方にある低圧配電線に連系している太陽光発電所で、数区画の発電所が同時に開発され、隣接している。

 この低圧の太陽光発電所の開発にかかわった企業が、稼働して5年経ったのを機に、発電所の状態を把握したいと考え、点検した。この点検を、エネテクが受託した。

 エネテクの点検担当者が、現地を訪問して驚いたのは、発電所の一帯が雑草に覆われていて、雑草のほかには、まったく何も見えないことだった(図1)。

図1●まるで「ラピュタ」。深い森のようで、太陽光発電所があるようには見えない
(出所:エネテク)
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 とくに、クズなどツル性の植物が伸び放題となっており、ツルやそれに付いた葉が幾重にも分厚く覆っていて、深い森のようだった。

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