トラブル

まるで「ラピュタの城」、雑草に覆われた太陽光、集電箱は水浸しで、あわや売電停止に(page 2)

エネテク 第40回

2020/01/16 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 まるで、アニメ映画「天空の城ラピュタ」そのままの様相で、そこに太陽光発電所があることを知らなければ、まったく気づかないだろうという状況だった。

 点検をするにも、まず敷地内に入ること自体、容易ではないと、ひと目でわかったという。エネテクの点検担当者は、発電設備に近づくための準備として、鎌で手刈りしながら発電所内に入る通路を作った。

 敷地内に入ってからも、フェンスの周りから地面、アレイ(太陽光パネルを固定する単位)全体まで、あらゆるところにツルが絡みついていた。これらを一つ一つ、除去していった(図2)。

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図2●太陽光パネル、架台、PCSにもツル性植物が幾重にも絡みついていた
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図2●太陽光パネル、架台、PCSにもツル性植物が幾重にも絡みついていた
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図2●太陽光パネル、架台、PCSにもツル性植物が幾重にも絡みついていた
(出所:エネテク)

 こうして、点検できる環境を整えてから、発電設備を調べてみると、大きな異常が生じている集電箱があることがわかった。

 低圧の発電所で、小容量のパワーコンディショナー(PCS)を採用しているため、集電箱は、PCSと売電用メーターの間に配置されている。

 集中型のPCSを使っている太陽光発電所のように、複数台の接続箱からの直流電流を束ねてPCSに送るのではなく、複数台の小型PCSからの交流電流を束ねて、配電線に送るために使われている。

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