トラブル

まるで「ラピュタの城」、雑草に覆われた太陽光、集電箱は水浸しで、あわや売電停止に(page 3)

エネテク 第40回

2020/01/16 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
印刷用ページ

 この集電箱に異常が生じ、もし稼働が止まるようなことがあると、PCS段階までは通常に発電や送電、交流への変換ができていても、その先で売電用メーターへの送電が止まるので、売電できなくなる。

 エネテクが発見した集電箱の異常は、筐体の中が水浸しで、水たまりまでできていることだった(図3)。2つの区画の集電箱に、水たまりができていた。

クリックすると拡大した画像が開きます
クリックすると拡大した画像が開きます
図3●水がたまっていたり(上)、結露した水がついていたり(下の右の壁)
(出所:エネテク)

 なぜ、集電箱の筐体の中が水浸しになり、水たまりまでできているのか。調べてみると、集電箱から「メインブレーカー」までを結んでいる電線の敷設に問題があった。

 メインブレーカーは、低圧発電所で何らかの事故が起きた際に、その事故による悪影響が配電線まで及ばないようにするために、低圧発電所全体からの送電を遮断するためのもので、電柱に取り付けられている。

 このメインブレーカーにつながる電線は、数本を樹脂製配管に入れて敷設されている。メインブレーカーは、電柱に取り付けられているので、電線は地上から電線を登るように敷設される。

  • 記事ランキング