トラブル

「保証なし」太陽光パネルに、全面を覆いつくすホットスポット(page 2)

エネテク 第45回

2020/03/26 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 エネテクでは、ドローン(無人小型飛行体)を飛ばして上空から赤外線カメラで太陽光パネルを空撮し、温度分布に異常のあるパネルを見つけようとした。温度が過剰に高い場所があるパネルは、温度分布の画像をみれば一目でわかる。

 実際にドローンで空撮してみると、温度分布に異常がある太陽光パネルを発見できた。ただし、その数が通常ではなかった。ほぼすべてのパネルに温度分布の異常が生じていた(図1)。

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図1●全体を覆うようにホットスポットが点在
(出所:エネテク)

 それも、太陽光パネル内の数カ所に過熱している部分がある、というレベルではない。パネル全体にホットスポットと呼ばれる過熱した部分が点在していたり、ホットスポットで全体が覆われているような状態のパネルがほとんどだった。

 太陽光パネルの裏面を見てみると、樹脂のバックシートが焦げている場所もあった。セル(発電素子)が過熱し、焦げたとみられる(図2)。

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図2●焦げていた部分も
(出所:エネテク)
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 セルの過熱による焦げは、可燃物が近くにあった場合、発火して火災に至る恐れがある、たいへんに危険な状況である。

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