トラブル

「ラピュタの城」のように雑草に覆われた太陽光・続編、除草後に盗難の被害に(page 3)

エネテク 第46回

2020/04/09 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 今回の例では、深夜1~3時ころに電線が盗まれたと推測している。この時間帯に、遠隔監視システムで異常を知らせる警報が通知されたためである。しかし、国内各地の他の太陽光発電所と同じように、警備会社と契約している場合でも、深夜の対応には限りがあり、悩ましいところだという。

 また、雨天だったことで、発電設備の損傷にもつながった。集電箱が開けられて電線が盗まれたため、扉が開きっぱなしの状態で、中が雨水で浸ってしまった。これらの集電箱は交換が必要となっている。

 さらに今回の発電所の場合、交流側の電線だけでなく、売電用メーターから連系先の電柱に向かう電線まで切られて盗まれていた(図4)。

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図4●メーターから先の電力会社の電線も切られている
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図4●メーターから先の電力会社の電線も切られている
(出所:日経BP)

 この場合、発電所側の電線を改めて敷設するだけでは、売電を再開できない。売電用メーターから先は、電力会社の設備のため、電力会社側の復旧工事を待つ必要がある。


【エネテクによるトラブル・シューティング】
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