トラブル

竣工直後、パワコンから2日連続で出火、群馬県の特高メガソーラー

2020/08/11 21:48
金子 憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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 今年5月1日と2日の連日、群馬県内で稼働する、同じメガソーラー(大規模太陽光発電所)のパワーコンディショナー(PCS)から出火し、消防車が駆けつけて消し止めるという火災事故があった。このメガソーラーは山間に立地し、特別高圧送電線に連系している。

 消防署によると、火災事故の経緯は、以下になる。5月1日午後1時15分頃に出火したと見られ、1時35分頃、119番で消防署に通報が入った。ポンプ車4台を含む消防車5台・16人が1時56分に現場に到着し、消火作業に取り掛かった。

 出火したメガソーラーは稼働中だったため、棒状放水によって消防署員が感電する恐れがあった。そこため、放水前にまず電気設備の通電を確実に遮断する必要があった。その作業に1時間以上かかり、午後2時過ぎにようやく放水を開始し、鎮火したのは午後4時10分だった。

 その翌日となる5月2日、同じメガソーラー内の別のエリアのPCSからまた出火した。前日とほぼ同時刻、午後1時12分ごろに出火したと見られ、1時23分に通報があり、13時54分に消防車3台・12人が現場に到着した。

 前日と同様、通電を遮断後、午後2時25分から放水を開始した。2日目の火災では、完全に消えるのに時間がかかり、最終的に鎮火したのは、その日の夜10時10分だった(図1)(図2)。

図1●鎮火後に黒い焦げ跡の残ったPCS
(出所:日経BP)
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図2●出火後、感電防止策などから放水を始めるまでに約1時間を要した
(出所:日経BP)
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