トラブル

配管に穴、中にはダンゴムシの巣、原因は「野焼き」(page 3)

エネテク 第57回

2020/10/29 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 この発電所は、近くに農地がある。農地では、刈り取った草や収穫後の茎などを燃やして処分する「野焼き」が定期的に実施される。

 風向きや風の勢いによって、野焼きで生じた灰などが、この発電所内まで飛んでくることがある。

 この野焼きにともなう飛散物が、高温のまま配管に落ちて触れたことで、樹脂に燃え移って、配管が溶けて穴が開いたり空洞になったと推測している。電線の被覆まで広範囲で炭化していることから、燃えたままの状態の雑草のかたまりが飛んできた可能性もある。

 農地における野焼きは、国内各地で長年、実施されている。後から近隣地に進出してきた太陽光発電所からお願いして、野焼きを止めてもらうといった対応は難しいと予想される。

 農地の近くでは、このようなリスクも想定し、事前に野焼きの日時を確認して発電所に待機したり、そもそもそうした地域での立地を避けるなどの対応の必要性を示す例といえる。


【エネテクによるトラブル・シューティング】
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