トラブル

原因は「通信ケーブルの損傷」、小型パワコンが稼働を停止(page 2)

エネテク 第58回

2020/11/12 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 小型PCSの状態を調べてみると、PCSとしての基本的な機能である直交変換や送電などの機能には問題がなかった。

 しかし、遠隔監視のためのデータ送信用の通信ケーブルの端子が腐食していた()。

図●端子が腐食している様子がわかる
(出所:エネテク)

 二股にわかれた端子で、これは物置の外に固定された通信用端末を起点に、物置内の小型PCSに接続されていた。この通信ケーブルの端子を見ると、金属部の周辺が赤茶に腐食していた。

 屋外の湿気の多い環境によって、腐食してしまったと推測している。本来の仕様に従い、通信用端末まで含めて、屋内に設置していれば生じなかったとみられる。

 この端子の腐食が、PCSが停止する原因だった。

 こうした通信系設備の不具合によって、PCSの稼働そのものが止まってしまう仕様の小型機は多いという。

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