トラブル

野焼きのような白煙、原因は台風で引っ張られた電線のアーク(page 3)

エネテク 第59回

2020/11/26 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 緊急の対応として、点検担当者が、すぐに接続箱のスイッチを使って送電を遮断するとともに、太陽光パネル側の電線を切断した(図3)。

図3●この場所への送電を止めた後の様子
図3●この場所への送電を止めた後の様子
(出所:エネテク)
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 これによって、延焼して白煙が生じている場所への送電を止めた。

 燃えた電線以外、ほかの発電設備の損傷はなかった。このため、その後、電線を敷設し直すことで復旧できた。

 太陽光発電では、日中は太陽光パネルに陽が当たっている限り、発電が止まらない。電線が燃えている場合、そこへの送電が続いて燃え続けてしまう。

 しかも、その電流は直流なので、交流の場合とは異なり、アークが発生すると火花はなかなか消えない。今回の場合のように、電線を伝って燃え移ってしまうことがある。

 改めて、直流のアークの怖さ、いざという時に駆け付ける体制の重要さがわかる例といえる。


【エネテクによるトラブル・シューティング】
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