トラブル

水上太陽光で警報、原因は「ヌートリアがかじって短絡」(page 3)

エネテク 第61回

2021/02/18 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 その後も観察を続けていると、岸に戻った1匹に加えて、もう1匹、少し小柄な個体も並ぶようにして、点検担当者の方を見ていた(図3)。

図3●岸から親子2匹で点検担当者の様子を見ていた
(出所:エネテク)
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 その姿から、小動物がヌートリアであることがわかった。池の周辺に住みついている親子のようだった。

 ヌートリアは、外来の小型哺乳類で、北米に多く生息している。外見はカピバラに似ていて可愛らしいが、その姿から想像されないような繁殖力や行動で知られる。

 日本固有の生態系を脅かしたり、農作物を食べたりするだけでなく、巣穴を広げることで河川の堤防や池の堤体を決壊させた例まで報告されている。駆除計画を策定した地方自治体も多い。

 ヌートリアが電線をかじって損傷させ、直流回路が地絡してしまう被害は、水上型太陽光発電所に特有のトラブルとしてここ数年、増えている。

 エネテクでは、当面の措置として、電線を束ねて敷設する時に使う配管を活用することにした。できるだけ電線の根本の近くまで配管に収めるようにし、電線がそのまま露出している場所を減らした。

 ただし、今後、電線以外の設備にも損傷の被害が広がるようになってしまうと、新たな対策が必要になるかもしれないと、頭を悩ませている。



【エネテクによるトラブル・シューティング】
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