トラブル

住宅太陽光の接続箱に5羽の「スズメ」、侵入経路は?(page 3)

エネテク 第64回

2021/04/01 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
印刷用ページ

 エネテクでは、応急措置としてまずこの入力口と電線の間の隙間を、通常通りにパテで埋めた(図3)。

図3●接続箱の入力口と電線の間をパテで埋めた
図3●接続箱の入力口と電線の間をパテで埋めた
(出所:エネテク)
クリックすると拡大した画像が開きます

 しかし、太陽光パネルが固定されている屋根上側に、元々の侵入口がある。そこを塞がなければ根本的な対策にはならない。

 調べてみると、屋根上側の管の端は、開いたままだった。ここも本来は管と電線の間の隙間を埋める。それが省略され、開いたままなので、鳥は侵入し放題である。

 この家の住民は、屋根上側の管の上部の隙間もパテで埋めることを希望した。しかし、エネテクでは、それには慎重だった。

 屋根上側の隙間から入った管の内部にも、スズメなどが侵入している可能性があるからだった。管を一度、解体して鳥の死骸の有無などを確認することを勧めた。

 顧客の判断と決断次第で、今後、屋根上側を本格的に確認し、補修することになるだろうという。

 このように、住宅用の太陽光発電設備でも、予期しないトラブルが多くある。事業用ほどの頻度は難しくても、ある程度の間隔で点検することが重要としている。

【エネテクによるトラブル・シューティング】
  • 記事ランキング