トラブル

太陽光の点検中、アレイの下に座っていたのは「カモシカ」(page 2)

エネテク 第77回

2021/10/07 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 このメガソーラーは、木々に囲まれていて、冬には雪が積もる。いかにもシカが生息していそうな場所だった。

 敷地内には、雑草がある程度、伸びていた。シカは、柔らかい草を好む。若くて柔らかい雑草が伸びている状況は、好物に囲まれた環境となっていた。

 雑草はまた、身を隠す場所にもなる。冒頭で紹介した「雑草の茂みの中に、動物の気配を感じた」例は、まさにこの雑草で身を隠していた状況といえる。

 とはいえ、シカは臆病なため、もし、太陽光発電所の敷地中で、点検担当者と出会ったとしても、ほとんどの場合、シカの方から逃げ去ってくれるようだ(関連インタビュー)。

 エネテクの点検担当者も、カモシカの存在は気にして警戒は続けつつ、そのままカモシカが座っていた場所からは遠い場所で、点検の作業を続けた。

 敷地内を移動しながら地面を観察してみると、シカの蹄によるとみられる独特の形の足跡が、多く残っている場所もあった。

 カモシカは、アレイの付近にゆったりと座り続けていたが(図2)、そのうちに立ち去っていった。気づいた時には、いなくなっていたという。

図2●アレイ下の地面に座っていた
図2●アレイ下の地面に座っていた
(出所:エネテク)
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