トラブル

今夏、太陽光の被災状況を総括、低圧サイトが半数以上(page 3)

夏の大雨で広島、山口、長崎などで太陽光発電所が被災

2021/12/07 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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堤防決壊でアレイが大破

 広島県竹原市では「令和3年7月豪雨」で7月7日から8日にかけて降り続いた豪雨により12時間の降水量が観測史上最大となった。土砂崩れや道路の陥没、河川護岸の崩壊、住宅地への浸水などの被害が発生した。

 この時の水害で同市下野町にある太陽光発電所が被災した。この地域を流れる賀茂川が危険水位を超えて住宅地が浸水したほか、西ノ川の堤防が決壊し、川沿いに設置していた太陽光発電所に土石が流れ込んだ。川に近い南端のアレイ(パネルの設置単位)がほぼ大破した(図3図4図5)。

図3●太陽光発電所の横を流れる河川が決壊した
図3●太陽光発電所の横を流れる河川が決壊した
(出所:日経BP)
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図4●流れ出や土砂や石でアレイ全体が押し潰された
図4●流れ出や土砂や石でアレイ全体が押し潰された
(出所:日経BP)
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図5●堤防決壊によりサイト内に大量の土石が流れ込んだ
図5●堤防決壊によりサイト内に大量の土石が流れ込んだ
(出所:日経BP)
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 被災した発電所のあったエリアは、もともと市が公表したハザードマップでも、浸水リスクが高い地域に入っており、河川に近い太陽光の被災リスクが顕在化した形だ。

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