トラブル

「ラピュタの城」のような太陽光・続々編、対策を重ね、6回目の盗難は未遂に(page 2)

エネテク 第84回

2022/01/20 20:42
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 それでも今回、6回目の被害に遭った。しかし、電線の盗難としては、未遂に終わった。ただし、発電所側には、電線が切断され、売電が一部とまる被害は生じている。

 こうした盗難は、電気設備と盗難の両方を熟知した経験者、いわゆるプロの集団が犯行に関わっていることが多いとされる。このため、新たに講じられた対策にも、容易に対応されてしまうことがある。

 この低圧事業用サイトでも、5回目の盗難後に加えた「警備サービスの内容強化」に、犯行グループが対応して6回目の盗難を試みた。

 加えたサービスは、敷地内の電気に関する異変が生じた時に、警報が通知されて駆け付けてもらえることである。このサービスに関する設備を見抜いて、その場所を除いて切断すれば、新たなサービスを機能させずに盗難できる。

 この対策について、犯行グループはある程度、見抜いていたようである。しかし、見落としていた部分もあった。

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