トラブル

「ラピュタの城」のような太陽光・続々編、対策を重ね、6回目の盗難は未遂に(page 3)

エネテク 第84回

2022/01/20 20:42
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 警備会社は、電線の切断を察知し、すぐに対応した。

 これによって、犯行グループは、電線を切断した後、トラックに積む前に現場を放棄して逃げざるを得なかったようだ(図3)。

図3●盗難者が残したものと、警察による調査の様子
図3●盗難者が残したものと、警察による調査の様子
(出所:エネテク)

 現地には、犯人の痕跡が数多く残されていた。

 電線を切断した後に一服していたのであろうか、お茶のペットボトルがあった。梱包用のビニールテープも大量に残っていた。これは、持ち運ぶ予定だった電線を束ねる目的と思われる。あるホームセンターで買ったことがわかるものだった。

 すぐに警察も到着し、現場を調べた。盗難者の持ち物と思われる残置物には、鑑識官がDNA鑑定用に採取するといった調査も行われた。

 銅線の価格が高騰している時期には、こうした盗難が増える傾向にある。

 エネテクがO&Mサービスで関わっている太陽光発電所でも、2021年11月だけで、6件の盗難の被害があり、その被害額として1億円以上に達している。

 今回の低圧事業用サイトでは、6回目の未遂の後、さらに新たな対策を追加することを決めた。


【エネテクによるトラブル・シューティング】
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