トラブル

保護管内で電線が損傷、原因は入り込んだネズミ!?

エネテク 第88回

2022/03/18 10:13
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 このシリーズでは、エネテク(愛知県小牧市)が、太陽光発電所の点検やO&M(運用・保守)サービスを担う中で対応してきたトラブル事例を取り上げている。同社は、2007年に創業した電気設備工事会社で、太陽光発電の施工も多く担当してきた。O&Mサービスでは、点検時に原因分析だけでなく、状況によっては、その場で不具合の原因を解消するといったワンストップの対応が特徴となっている。

 エネテクが点検を担当した太陽光発電所において、まずドローン(無人小型飛行体)で太陽光パネルの熱分布の画像を空撮すると、発電が止まっているストリング(太陽光パネルを接続した回路)が見つかった(図1)。

図1●ストリング全体が真っ白に
図1●ストリング全体が真っ白に
(出所:エネテク)
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 こうした場合、ストリングを構成している太陽光パネルが揃って、全面的に熱分布の異常を示すのでひと目でわかる。白黒の画像の場合、均一に真っ白になるのでわかりやすい。

 次に、このストリングを構成している太陽光パネルや電線の状態を、地上で調べていく。

 この時は、セルラインチェッカーと呼ばれる点検機器を使いながら、目視と合わせて太陽光パネルや電線などの状態を調べていった。

 セルラインチェッカーは、太陽光パネルの故障の検知だけでなく、パネル間の電線の断線、コネクターの接続不良が生じている場所を特定できる。送信器からストリングに信号を入力し、受信器で受信する。正常であれば音と光を発する。

 異常は、電線で見つかった。樹脂の保護管の中を通っていたが、そこで断線していたり、発火したとみられる焦げ跡があった。

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