わかりやすくするために、太陽光パネルを部分的に遮光して検証したところ、推測の通りに過熱することがわかった。
まず、左上の3分の1を構成しているクラスタの上部を遮光した(図3)。すると、遮光された場所が過熱するとともに、並列に接続された反対側のクラスタの一部も、遮光されていないのに過熱した。
次に、中央上の3分の1を構成しているクラスタの下部を遮光した(図4)。やはり、遮光された場所が過熱するとともに、並列に接続された反対側のクラスタの一部も、遮光されていないのに過熱した。
太陽光パネルメーカーの努力によって、近年は、これまでの結晶シリコン型のパネルとは異なる構造の製品が販売されており、ハーフカットセルのパネルはその代表例といえる。
こうした新たな構造の太陽光パネルについて、回路の構造や過熱の原理を理解することが、今後のドローン点検の活用では重要になってくると、エネテクでは強調している。
【エネテクによるトラブル・シューティング】
「フタをケチったラック」、電線の損傷や火災、除草時に事故も
電線をまとめて敷設する時に使われる「ケーブルラック」を、適切でない使い方をしていた。電線が損傷して発火や火災に至ったり、
2020/3/11