トラブル

かわいらしい「うり坊」だが…、太陽光点検中に出会った時の心得

エネテク 第97回

2022/07/28 18:52
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 このシリーズでは、エネテク(愛知県小牧市)が、太陽光発電所の点検やO&M(運用・保守)サービスを担う中で対応してきたトラブル事例を取り上げている。同社は、2007年に創業した電気設備工事会社で、太陽光発電の施工も多く担当してきた。O&Mサービスでは、点検時に原因分析だけでなく、状況によっては、その場で不具合の原因を解消するといったワンストップの対応が特徴となっている。

 太陽光発電所に侵入することがある動物として、ネコの例を3回続けて紹介してきた。今回は、姿はネコと同じようにかわいらしいものの、出会ってしまうとリスクの高い動物の例を紹介する。

 エネテクの点検担当者が出会ったのは、イノシシの子供だった(図1)。

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図1●まさに「うり坊」というかわいらしい姿だった
図1●まさに「うり坊」というかわいらしい姿だった
(出所:エネテク)
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 山林の中に開発された太陽光発電所まで向かう道の途上で、砂利で舗装されてはいるものの、自然がそのまま残っている場所である。連系先の送配電線も、この道に沿って敷設されている。

 イノシシの子供は、まるで縞模様のあるウリ(瓜)のように、身体に縞が入っていて、丸っこい体形であることから「うり坊」と呼ばれることもある。

 この時、出会ったイノシシの子供も、まさに「うり坊」。外見だけ見ると、とてもかわいらしいものだった。

 母親が掘ったとみられる地面の穴に鼻を突っ込んで、エサとなるミミズなどを探しているような行動もみられた(図2)。

図2●穴に鼻を突っ込んでいる
図2●穴に鼻を突っ込んでいる
(出所:エネテク)
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 しかし、どんなに愛嬌を感じるかわいらしい姿だったとしても、イノシシは出会ってしまうとリスクが高い動物の1つである。

 子供のイノシシの近くには、母親がいる可能性が高い。子育て中のイノシシの母親は、人間と出会った場合、子供を守るために襲いかかってくることも多いとされる。

 今回の例でも、エネテクの点検担当者は、イノシシの子供に不用意に近づくことはせず、画像もできるだけ遠くから撮影した。

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