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米加州の砂漠地帯で1GWのメガソーラー、開発許可へ(page 3)

27.5GWを超える再エネ事業が西部の公有地で承認待ち

2022/01/11 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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54もの再エネプロジェクトが申請

 すでに承認されたプロジェクトは、連系出力265MWの「アリカ・ソーラー」と連系出力200MWの「ビクトリーパス・ソーラー」で、両プロジェクトを合わせると465MWに達する。さらに、どちらのメガソーラーにも最大200MWのエネルギー貯蔵設備が併設される予定である。

 両案件の用地は、アリカ・ソーラーで約2000エーカー、ビクトリーパス・ソーラーで1800エーカーに達し、BLMが管理する土地に隣接して配置される予定である。ちなみに、両プロジェクトの建設費は推定で合計6億8900万ドルとされている。

 さらに近日、承認される予定の3つ目のプロジェクトは、連系出力500MWの「オペロン・ソーラー」である。このプロジェクトは、2700エーカーのBLM公有地に建設され、発電量は、約14万2000世帯の電力消費量に匹敵する。

 BLMのデータによると、現在すでに合計2.5GWを超えるメガソーラーがBLMの管理する公有地で稼働している。そこには、連系出力300MWの「ステイトライン・ソーラー・ファーム」、250MWの「シルバーステイト・ソーラー」、そして550MWの「デザート・サンライト・ソーラー」が含まれる。これらプロジェクトは、米ファースト・ソーラー製のカドミウムテルル(CdTe) 型化合物系太陽電池を採用した。米ファースト・ソーラーは、薄膜パネルの製造・販売で世界トップであり、EPC(設計・調達・施工)サービス事業者としても世界でトップクラスとなっている(図3)。

図3●カリフォルニア州にある連邦政府の所有する砂漠に導入されたメガソーラー(デザート・サンライト・ソーラー)
図3●カリフォルニア州にある連邦政府の所有する砂漠に導入されたメガソーラー(デザート・サンライト・ソーラー)
(出所:NextEra Energy Resources)
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 BLMは現在、米国西部の公有地で提案されている54もの発電事業用の大規模な陸上におけるクリーンエネルギープロジェクトの申請を処理している。提案されたプロジェクトは、40のメガソーラー、4つの風力、4つの地熱、およびクリーンエネルギーを供給するのに不可欠な6つの送電網プロジェクトが含まれる。これらのプロジェクトがすべて承認され、将来稼働すると、合計で 27.5GWを超える再エネが米国西部の電力網に新たに加えられることになる。

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