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「RE100」IT大手に押され、バージニア州でメガソーラー続々(page 2)

データセンターに供給、初の「蓄電併設型」も導入へ

2020/03/04 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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「経済効果」を守る

 電力市場が完全に自由化されていないバージニア州で、最大規模の電力会社はドミニオン・エネルギー・パワー(以下ドミニオン)である。同社は発電から送電まで行う垂直統合型の地域独占電力会社であり、環境保護や再生可能エネルギーにはかなり遅れをとっていた。

 AWS、フェイスブックなどデータセンターを運営する企業グループは、国際イニシアチブ「RE100」に加盟するなど再エネ転換にたいへん積極的で、バージニア州の規制当局に対し、州内での再エネの選択肢を増やすことを要望してきた。

 こうした声に応える形で、ドミニオンはメガソーラー(大規模太陽光発電所)の開発に乗り出した。その背景には、データセンターによる経済効果を同州に留めるためには、十分な再エネ電力を提供できる体制を整えることが不可欠という判断がある。

 実際、ドミニオンはすでにAWS向けに6基のメガソーラー (合計出力260MW)をバージニア州で稼働している。さらに、今年1月に新たに120MWのメガソーラー をAWSと同州のアーリングトン郡用に建設することを発表した(図2)。

図2●アマゾンのデータセンター向けに建設されたメガソーラー (80MW)(出所:Dominion Energy)
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