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米大学で急拡大、メガソーラーからの電力調達(page 2)

「物理的PPA」と「バーチャルPPA」を使い分け

2020/03/25 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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スタンフォード大は太陽光で100%

 大学の中には、太陽光発電だけで「100%」を実現しようとしている大学がある。

 それは、世界でトップレベルの大学である、スタンフォード大学である。同大学は、来年2021年には「大学で消費する電力を100%太陽光発電に賄う」という目標が達成されるという。同校は既に78MWの太陽光発電を調達済みで、現在88MWの太陽光発電所が同大学向けに建設されている。

 最初のメガソーラーである「スタンフォード太陽光発電所#1」は出力67MWで、カリフォルニア州に建設され、2016年に運転を開始した。また、2017年には同校のキャンパス内に合計出力5MWの屋根上太陽光発電を設置した。

 そして、現在、2基目のメガソーラーとして「スタンフォード太陽光発電所#2」をカリフォルニア州中部に建設している。こちらは出力88MWで、運転開始は2021年後半と計画されている。この3つの設備の総発電量は、同大学の年間電力消費量に匹敵し、さらに同大学の二酸化炭素排出量を90%カットできるという(図2)。

図2●スタンフォード大学用に設置されたメガソーラー
(出所:L.A. Cicero)
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