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米大学で急拡大、メガソーラーからの電力調達(page 4)

「物理的PPA」と「バーチャルPPA」を使い分け

2020/03/25 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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ペンシルバニア州でも大学が70MW着工

 同じペンシルバニア州で、物理的PPAを実行しているのは、ペンシルバニア州立大学(以下ペンステイト)。ペンシルベニア州の州立総合大学の一つで、10万人以上の学生が同州24カ所のキャンパスに通っている。

 ペンステイトは昨年9月、同州で最大規模となる計70MW(太陽光パネルベース)・53.5MW(連系ベース)のメガソーラー の着工式を行った。完成すれば15万枚以上の太陽光パネルが敷き詰められる。ペンステイトは、25年に渡りこのメガソーラーから電力を購入する。

 ちなみに、購入電力量は同校の25%の電力消費量に匹敵する。さらに、このプロジェクトは同大学の2020年までに二酸化炭素排出量を35%削減する、という目標をサポートする。太陽光発電の低価格化が還元され、ペンステイトは契約期間に少なくとも1400万ドルの電気代削減が期待できるという。プロジェクトに関しては、米ライトハウスBP社が、資金調達、建設、所有、そして運営を行う。設置工事は今年夏までに完了する予定である(図3)。

図3●ペンシルバニア州立大学用に計画されている70MWのメガソーラー
(出所:Lighthouse BP)
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