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米国で「接続待ち太陽光」は676GW、蓄電設備は427GW!

「太陽光+エネルギー貯蔵」のハイブリッドが急増

2022/04/18 11:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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連系申請中の発電所は1400GW

 今月、米エネルギー省(DOE)の研究所であるローレンス・バークレー国立研究所(LBNL)が、2021年度末時点における米国発電所の特別高圧送電線への連系(接続)に関する分析レポートを発表した。

 LBNLによると、現在記録的な量の太陽光発電を含むゼロカーボン発電とエネルギー貯蔵設備が系統連系を申請中という。

 実際、連系認可待ちの新規発電所とエネルギー貯蔵設備は近年、急激に増加しており、その合計出力は実に1400GWを超える。そのうち、太陽光発電が676GW、風力発電247GWで、この2つの再生可能エネルギー電源で合計923GWに達する。さらに、現在427GWのエネルギー貯蔵設備も「接続待ち」となっている。

 ちなみに、化石燃料を使った火力発電所は減少傾向にあり、現在75GWの天然ガスと1GW未満の石炭火力が申請されている。

 太陽光発電およびエネルギー貯蔵設備は、申請待ちの中で最も急速に成長している電源で、 これらを合わせると、出力ベースで2021年に申請された新規電源の85%近くを占める(図1)。

図1●2021年末時点で系統連系申請中の発電所
図1●2021年末時点で系統連系申請中の発電所
(注:Solar=太陽光発電、 Storage=エネルギー貯蔵、 Wind=風力発電、 Gas=ガス、 Other=その他、濃い緑色はハイブリッド・エネルギー貯蔵の容量、出所:LBNL)
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