特集

米住宅太陽光市場、新型コロナでどんな影響が?(page 3)

レジリエンス向上や光熱費削減で評価する消費者も

2020/05/15 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
印刷用ページ

レジリエンスや経済性を評価

 太陽光発電への関心が強まった理由については、主に以下3つが多かった。(1)外出自粛要請により自宅で過ごす時間が長くなり、家庭での電気消費を意識するようになった、(2)災害時のレジリエンス(回復力)と自立性を高めたい。そして、(3)現在のCOVID-19による経済的制約により、電気料金を下げて出費を減らしたい――となっている。

 特に、「COVID-19によりエネルギーレジリエンスをもっと高める計画に取り組んでいる」については64%が同意している。COVID-19で、多くの消費者が、エネルギーの安全保障と個人のバックアップパワーの確保への関心がより高まっている。

 「太陽光発電を設置する予定日は変わりましたか」という質問に対して、16%は予定を変えてないとの答えだったが、実は逆に34%は「予定日を前倒しにして早めている」と答えた。レジリエンスやコスト削減などの利点から、太陽光への関心が高まった消費者がいることは、この数値にも表れている。

 とはいえ残りの50%がCOVID-19で設置予定日を遅らせていると答えており、その分、施工事業者の収入が短期的に減っていることになる。ただ、設置予定日を約1年後に延期したと答えたのは7%に留まり、ほかは数週間から数カ月の延期となっている(図3)。

図3●消費者のCOVID-19パンデミック前後における太陽光導入時期への変化
図3●消費者のCOVID-19パンデミック前後における太陽光導入時期への変化
(出所:EnergySage)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング