特集

米アマゾン、615MWのメガソーラーを新規開発(page 2)

パリ協定を10年早く達成へ、州の気候政策にも影響

2020/06/22 17:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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第2本社は「再エネ100%」に

 一方、バージニア州で計画しているメガソーラーは、同社で12基目になるが、詳細はまだ発表されていない。ただ、同社とバージニア州は以前から親密な関係にあり、今回のプロジェクトもこうした流れが背景にある。

 アマゾンは2019年、バージニア州アーリントンを同社の第2本社「HQ2」を置く地に決めた。第1の本社は西海岸北部ワシントン州シアトルに構える。「HQ2」では2万5000人の雇用を創出する予定で、さらに事業に必要なエネルギーを100%再エネで賄うとしている。

 現在、バージニア州のピツルバニア郡にメガソーラー を開発中で、発電された電力は、第2本社だけではなく、ホールフーズ・マーケット(2017年に買収されたグルメ・スーパーマーケットのチェーン)や、フルフィルメントセンターと呼ばれる同社の物流拠点など バージニア州内にある同社の所有する事業に充てられる(図2)。

図2●太陽光発電で電力を賄うアマゾンの「HQ2」
(出所:Amazon)
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 このメガソーラーは総出力120MWで、アマゾンはこのうち82MW分から発電される年間17万2500MWhの電力を購入することになっている。このメガソーラーはバージニア州で10件目となる。ちなみに残りの38MWは同州のアーリントン郡が購入する。

 バージニア州は、ネット・カーボン・ゼロと、2025年までに同郡の公共事業運営の電源を100%再エネに転換するという目標を掲げており、計画中のメガソーラーはその達成に活用するという。

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