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石油産業を支えた米テキサス州、風力に続き太陽光でも全米トップに(page 5)

太陽光発電の新設容量で、ついにカリフォルニア州を抜く!?

2021/06/24 16:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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エネルギー貯蔵も拡大

 ちなみに、ERCOTのデータには発電事業用のエネルギー貯蔵設備も含まれている。今年5月末時点で、既に稼働済みのエネルギー貯蔵設備は連系出力552MWだが、今年5月末から12月までに稼働する予定の連系契約済みのプロジェクトは、1.2GWを超える。現時点での連系契約済み(稼働前)のエネルギー貯蔵プロジェクトの総出力は2.8GWに達している。

 データの中には連系出力200MW以上のプロジェクトが複数あるが、最大規模の案件は、同州ペコス郡に開発される202.46MWの「BRP ハイドラ・バッテリー・エネルギーストレージ・システム( BESS)」。開発するのは、テキサス州ヒューストンに拠点を置く、独立系発電事業者(IPP)のブロードリーチパワー(BRP)である。

 同社は既に、いくつかのエネルギー貯蔵設備をテキサス州で開発・導入済みで、現在同州のウイリアムソン郡とメイソン郡で、それぞれ出力100MW/容量100MWhの設備を建設している。今年中にこの2つのプロジェクトは稼働予定である。

 稼働予定と言えば、ブラゾリタ郡に建設中の「ギャンビット・バッテリー」と呼ばれるプロジェクトが今月には稼働する予定である。プロジェクトの連系出力は102.4MWであり、開発は電気自動車(EV)・蓄電池で有名な米テスラの子会社である。

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