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米で加速する「CPPA」、アマゾンだけで10GWに

米企業全体で46GW、今年の新規案件で太陽光が風力を抜く!

2021/07/05 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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さらに14件の再エネを追加

 米アマゾン・ドット・コム(以下、アマゾン)は、事業展開する世界各地で再生可能エネルギーの利用に取り組み、グローバルでの再エネ調達量で一般事業会社としてトップになっている。さらに同社は2021年5月、新たに14の再エネプロジェクトを追加し、米国国内だけで見ても、企業による再エネ調達量ナンバーワンになった。

 同社の「気候変動対策に関する誓約」の取り組みの一環として、現在アマゾンが世界で展開する再エネのプロジェクト数は235件。発電設備の出力は10GWに達し、これは、米国の250万世帯に供給できる電力量に相当する。

 235件のうち66%の154件が米国内のプロジェクトである。ちなみに、アマゾンは日本では再エネプロジェクトを現時点では持っていないが、商社などを通じて洋上風力など大規模な再エネプロジェクトからの電力購入を検討しているとの情報が、今年5月に日本のメディアで報道された。

 米国内での154件の内訳は、大規模な風力発電所(ウインドファーム)が11件、大規模太陽光発電所(メガソーラー)が43件、そしてアマゾンの物流倉庫や、2017年に買収したオーガニックや高品質な食品を扱うホールフーズの店舗上に設置された屋根置き型(分散型)太陽光発電システムが100件となっている(図1)。

図1●アマゾンが米国で開発した再エネプロジェクトの件数(紫色:大規模風力、黄色、大規模太陽光、黄土色・緑色:屋根置き型太陽光発電)
図1●アマゾンが米国で開発した再エネプロジェクトの件数(紫色:大規模風力、黄色、大規模太陽光、黄土色・緑色:屋根置き型太陽光発電)
(出所:Amazon)
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