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米ファースト・ソーラー、国内生産強みに「レスポンシブル」強調

米大手再エネ企業から数GW級の太陽光パネルを受注

2022/07/05 00:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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米国内で6GWの生産能力

 先月米太陽光パネルメーカーの大手であるファースト・ソーラーは、合計出力2GWに達するパネル供給契約を受注したと発表した。販売契約の下で、ファースト・ソーラーは、米ナショナル・グリッド・リニューアブルズ(National Grid Renewables)に2024年から2025年にかけて全米で出荷することになっている。

 ファースト・ソーラーは、カドミウムテルル(CdTe) 型化合物系太陽電池を生産し、薄膜パネルの製造・販売で世界トップのメーカーであり、現在6億8000万米ドルを投資して、米中西部オハイオ州に3番目の太陽光パネル工場を建設している。この工場が建設されると、同社の米国内における工場の年間生産能力は6GWとなり、垂直統合型太陽電池メーカーとして中国内の生産拠点を除いて最大規模となる。

 ナショナル・グリッド・リニューアブルズは、米国でメガソーラー(大規模太陽光発電所)を含む大規模な再生可能エネルギー発電設備の開発から建設、所有、そして運営を手掛けている。

 ファースト・ソーラーとナショナル・グリッド・リニューアブルズは、既に数個のメガソーラー建設案件でパートナーシップを組んできた。その中には、最近イリノイ州で稼働を開始した200MWの「プレイリー・ウルフ・ソーラープロジェクト」(図1)、そして現在テキサス州で建設中の出力275MWのメガソーラーと容量 125MWhのエネルギー貯蔵設備からなる「ノーブルソーラー&ストーレージ・プロジェクト」などの開発案件がある。

図1●ファースト・ソーラーとナショナル・グリッド・リニューアブルズがパートナーシップを組んだ200MWのメガソーラー(出所:National Grid Renewables)
図1●ファースト・ソーラーとナショナル・グリッド・リニューアブルズがパートナーシップを組んだ200MWのメガソーラー(出所:National Grid Renewables)
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