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企業だけではない、州政府でも加速する「RE100」(page 4)

石炭・原子力からクリーンエネ転換を目指す動きに

2019/07/29 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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カーボンフリーの原子力は?

 厳密に言うと、「再エネ」「クリーンエネルギー」「カーボンフリー」「カーボンニュートラル」など、目標の電源の「定義」が州によって違っている。再エネとカーボンフリー、カーボンニュートラルとの違いは、まずカーボンフリー、カーボンニュートラルの電源には既存の大規模水力発電が含まれることだ。

 カリフォルニア州でRPSを管轄するカリフォルニア・エネルギー委員会によると、同州の「2030年まで60%」というRPS目標の対象となる再エネには、太陽光、風力、地熱、バイオマス、小規模水力、波力発電などが含まれている。そして「2045年までカーボンフリー」目標の対象には、既存の大規模水力と他のカーボンを排出しない資源が含まれている。

 ちなみに、同州で現在稼働している原子力発電所は1基のみで、この発電所は2025年までに廃炉になるので、カリフォルニア州の「クリーンエネルギー100%転換」には原子力は含まれないことになる。

 ワシントン州の石炭火力の廃止、カリフォルニア州の原子力の廃炉など、真の「クリーンエネルギー100%」を目指した州の参加がこれからも拡大すると予想されている。

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