特集

米電力、調整力に世界最大級の蓄電池、ガス火力2基を閉鎖へ(page 3)

2030年までに11GW超のメガソーラーを導入

2021/08/09 18:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
印刷用ページ

2030年までに3000万枚のパネル

 電力貯蔵システムで、米国最大、そして世界最大を達成しようとするFP&Lだが、太陽光発電でも大規模な開発に取り組んでいる。

 フロリダ州では、電力市場は規制下に置かれており、FP&Lは、同州最大の電力会社で、同州で560万を超える顧客に対して電力を供給している。ちなみに、FP&Lは、世界で最大規模の太陽光と風力の発電事業者である米ネクストエア・エネルギーの傘下にある。

 FP&L は、2009年に最初のメガソーラーを開発した。そして、「2030年までに最低30ミリオン(3000万)枚の太陽光パネルを導入する」というターゲットを掲げた「30 by 30(30年までに 30ミリオン枚)」という目標を2019年に発表した。

 これは、2030年末までに、累積11.7GW(1170万kW)を超えるメガソーラーを設置する計画になる。

 6月末時点で、FP&L はフロリダ州の20を超える郡で42サイトのメガソーラーを稼働させている。累積設置容量は3GW(300万kW)に達し、これによる温室効果ガス削減効果は、フロリダの道路から年間47万2000台のガソリン車を撤去するのに相当するという。さらに、この時点で、FP&L はフロリダ州で12ミリオン(1200万)枚以上の太陽光パネルを設置したことになり、「30 by 30」目標の40%以上を達成したことになる(図3)。

図3●FP&L が運営しているメガソーラーの一部
図3●FP&L が運営しているメガソーラーの一部
(出所::Florida Power&Light Companyの資料をもとに筆者作成)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング