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米電力、調整力に世界最大級の蓄電池、ガス火力2基を閉鎖へ(page 4)

2030年までに11GW超のメガソーラーを導入

2021/08/09 18:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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4億ドルの電気代を節約

 ちなみに、同電力会社は今年第2四半期(4~6月)に合計373MWものメガソーラーを新規に完成・稼働させた。その中には、フロリダ州にあるNASAのケネディ宇宙センターに491エーカーに渡って設置されたディスカバリー・ソーラー・エネルギー・センター(74.5MW)も含まれる。このメガソーラーは約25万枚の太陽光パネルで構成されており、年間約1万5000世帯に電力を供給するのに十分なエネルギーを発電する(図4)。

図4●NASAのケネディ宇宙センターに設置されたFP&L のメガソーラー。出力は74.5MWに達する
図4●NASAのケネディ宇宙センターに設置されたFP&L のメガソーラー。出力は74.5MWに達する
(出所:NASA)
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 FP&L のエリック・シラギー社長兼最高経営責任者(CEO)は、「米国内でFP&L よりも多くの太陽光発電を建設している事業者はいません」と、同社が、米電力会社のなかで最も太陽光発電の設置容量が多いことをプレスリリースで強調した。

 さらに、「我々は電気料金を国内で最低レベルに維持しつつ、クリーンで信頼できるエネルギーを顧客に提供することに専念しています。そして太陽光発電の導入開発を加速することで、この約束を今後も一貫して実現していきます。FP&L の顧客は、費用効果の高い太陽光発電への投資により約4億2100万ドル(の電気料金)を節約できる見込みです」と語った。

 FP&L は、来年初頭までに1500万枚を超える太陽光パネルを設置する計画で、これにより「30 by 30」目標の50%以上を達成することになる。

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