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米国メガソーラーランキング・2020~2021年版(page 2)

2021年のメガソーラー新規稼働は前年比1.6倍に拡大

2021/08/24 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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2020年の最大は300MW

 2020年に新規稼働したメガソーラーで最大規模は、連系出力300MW(太陽光パネル出力378MW) の「プロスペロ・ソーラー」で、テキサス州アンドリューズ郡に設置された。このサイトで発電した電力は、米フェイスブックとシェル・エネルギーの北米事業部の2社が、12年間のPPA(電力購入契約)を締結し購入する。

 このプロジェクトは、マサチューセッツ州ボストンに拠点を持つロングボードエネルギー(LongroadEnergy)によって開発された。太陽光パネルは、薄膜タイプのカドミウムテルル(CdTe)型化合物系太陽電池の製造・販売で世界トップのメーカーである米ファースト・ソーラーが供給した(図2)。

図2●2020年に新規稼働した最大級のメガソーラー。連系出力は300MW
図2●2020年に新規稼働した最大級のメガソーラー。連系出力は300MW
(出所:Swinerton Renewable Energy)
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 同じテキサス州で、現在同州で最大規模となっているメガソーラーに、大規模エネルギー貯蔵設備が併設されたサイトも稼働した。「ロードランナー・ソーラー・プラス・ストーレージ」と呼ばれるプロジェクトで、イタリアの電力大手であるエネル(Enel)傘下のエネル・グリーンパワー(Enel Green Power: EGP)が開発した。同社は、「連系出力400MW(パネル出力497.5MW)」と公表しているが、このプロジェクトは、2段階に分けて建設し、別々に系統連系されているため、EIAの公表データでは、連系出力200MWの2サイトということになっている。

 このメガソーラーは、120万枚の両面発電(バイフェイシャル)太陽光パネルを採用し、年間約1.2TWhの電力を発電する。さらに、出力57MWのエネルギー貯蔵設備が併設される予定で、2022年6月に着工することになっている(図3)。

図3●2020年に新規稼働した最大級のメガソーラー。連系出力は400MW
図3●2020年に新規稼働した最大級のメガソーラー。連系出力は400MW
(出所:Enel Green Power)
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