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加州「太陽光・蓄電池マイクログリッド」、地域の担い手が連携

非常時は空港・沿岸警備に電力供給し、レジリエンス強化

2020/09/28 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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送電網の末端に位置

 米カリフォルニア州北部にあるサンフランシスコ市から北に約200マイルに位置するハンボルト郡は、同州で2番目に大きな自然の入り江であるハンボルト湾に隣接していて、さらに、レッドウッドからなる国立公園や海岸山脈もある。

 同郡は、他のコミュニティから孤立した農村で、送電網の末端に位置する。さらに、津波、地震、土砂崩れ、洪水、そして山火事などの自然災害を受けやすく、「エネルギー・レジリエンス」はこのコミュニティにとって重要な課題となっている。

 そんなハンボルト郡で、「レッドウッド・コースト・空港・マイクログリッド(RCAM)」というプロジェクトが立ち上がった。このマイクログリッドは、出力2.2MWの太陽光発電に、容量8.8MWh(連系出力2.2MW)の蓄電池といった分散型電源から構成される(図1)。

図1●レッドウッド・コースト・空港・マイクログリッド (RCAM)プロジェクト設計図
(出所:Schatz Energy Research Center)
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