特集

米の電源構成、「2030年まで太陽光2割」を目標に!(page 3)

累積導入容量は500GW超!

2019/10/07 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
印刷用ページ

4つの課題を解決

 しかし、この野心的なビジョンを実現するためには、いくつかの課題を解決していかなくてはならないという。そこでSEIAは、(1)コラボレーション、(2)市場加速要因(アクセラレーター)、(3)市場手段と政策牽引、そして(4)成長の管理――という4つの柱をビジョン達成の必要条件に加えた。

 「コラボレーション」について言えば、太陽光発電産業内、そして、風力、エネルギー貯蔵など他のクリーンエネルギー産業、電力会社、既存のエネルギー産業など太陽光発電産業以外の事業者との包括的なパートナーシップはビジョン達成の鍵となる。

 そして、こうした幅広い分野での連携は、グリッド・インフラ(電力系統)のさらなる進展と、将来的にどのように電気を生み出し、送り、そして消費するのかを模索し、伝統的な仕組みを変えていくために不可欠である。

 「市場アクセラレーター」では、エネルギー貯蔵、カーボン(炭素)削減目標、さらなる電化など、経済的、政治的な流れは独自の勢いがあり、太陽光産業はこの波に乗り続ける必要がある。

 また、「市場手段と政策牽引」の根幹である「2030年までに20%」を達成するためには、コスト削減の新たな機会を見つけ、成長を牽引する政策を促せるのか、など産業の能力に依存する。 産業は、コストを削減するために許可過程の課題を合理化し、新興市場(州)でのネットメータリングおよび州レベルの政策を引き続き推進し、成長を継続するために連邦政策である投資税額控除(ITC)の延長を議会に押し続けなければならない。

 最後に「成長の管理」が重要になる。太陽光発電は当初、経済性でディスラプション(破壊)を起こしたが、発電部門においてより大きな役割を果たすためには、グリッドの近代化、送電網、製造、消費者保護、人材開発と多様化、土地使用などの挑戦的な取り組みによって、成長を促す一方、長期的な成功を阻害する潜在的な壁を取り除かなくてはならない。

  • 記事ランキング