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メガソーラーの設置費用、追尾式でも「ワット1ドル」(page 2)

追尾式の設備利用率は、固定式より5ポイント増に

2021/10/18 22:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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結晶シリコン系が主流、韓国ハンファがトップ

 「太陽電池タイプ」別の分析を見てみよう。

 太陽電池タイプでは、2014年の1年を除いて、結晶シリコン系のシェアが大きく、市場で主流となっている。2020年もその動向は続き、結晶シリコン系がシェア71%で、薄膜系(化合物型)を大きく上回った(図1)。

図1●米国における地上設置型の太陽光発電設備のモジュールタイプ別・年間導入容量推移
図1●米国における地上設置型の太陽光発電設備のモジュールタイプ別・年間導入容量推移
(出所:Lawrence Berkeley National Laboratory)
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 ボリンガー氏によると、結晶シリコン系が米国市場を独占するものの、2018年以後薄膜系の人気が高まっているという。その理由は、2018年1月にトランプ政権が、国内の太陽光発電製造業を保護するため、輸入製品に対する関税を決定したが、関税対象は、結晶シリコン太陽電池 のみで、薄膜はこの関税に関係ないからである。

 結晶シリコン系のメーカー別シェアを見ると、韓国ハンファのシャアが最も高く、中国ジンコソーラーと中国トリナ・ソーラーが2位・3位と続いた。薄膜系では、CdTe(カドミウムテルル)型化合物系太陽光パネルの供給で世界トップの米ファースト・ソーラーが、100%のシェアを占めた。

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