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メガソーラーの設置費用、追尾式でも「ワット1ドル」(page 4)

追尾式の設備利用率は、固定式より5ポイント増に

2021/10/18 22:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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追尾式は西海岸や南部でメリット

 しかし、2020年のデータによると、追尾式は1.4ドル/W-AC(1.1ドル/W-DC)で、固定式の1.2ドル/W-AC(0.9ドル /W-DC)を上回ることになった。 ボリンガー氏は、追尾式は、kW(設備出力)あたりのkWh(発電量)が優れているため、いくらか高い初期費用(プレミアム)を維持できる、と語った。

 それを証明するように、レポートの分析によると、追尾式の設備利用率は固定式に比べ平均5ポイントも高い。このため、追尾式は、西海岸や南部などの日射量の多い地域でより利点が大きくなり、それらの地域での追尾式の導入割合が高くなっているという。

 設置方式と太陽電池の組み合わせを見てみると、過去10年間(2011~20年)「結晶シリコン系+追尾式」が最も多く、2020年の導入量は5.96GW-ACで、全体の63%を占めた。次に、「薄膜系+追尾式」が2.55GW-ACと続き、「結晶シリコン系+固定式」が76MW-AC、そして「薄膜系+固定式」が24MW-ACとなっている(図3)。

図3●米国地上設置型太陽光発電設備の架台・モジュールタイプ別・年間導入容量推移
図3●米国地上設置型太陽光発電設備の架台・モジュールタイプ別・年間導入容量推移
(出所:Lawrence Berkeley National Laboratory)
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