特集

地域新電力8社、共同で500MWのエネルギー貯蔵を設置へ(page 2)

「長周期」需給変動に対応、再エネ大量導入とレジリエンス強化

2020/10/26 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
印刷用ページ

加州CCA、すでに3.6GWの再エネ調達

 2010年に同州で最初のCCAが事業を開始して以来、その数は徐々に増え、現時点 で、23の自治体が電力の供給・販売を1000万人以上の顧客に提供している。

 カリフォルニア州でCCAの設立・運営の支援とCCAを促進する法律・規制改善に取り組むカリフォルニアCCA協会(CALCCA)によると、今年9月末で、カリフォルニア州のCCAは、新規の再エネ発電の調達量が出力3.6GWを超えたという。うち2369 MWは新設太陽光発電、978 MWは新設風力、14MWの新設地熱、12MWは新設バイオガス、そして出力240MW(容量788MWh)は新設エネルギー貯蔵施設となっている。しかし、今まで調達したエネルギー貯蔵は放電時間4時間未満の「短周期」となっている。

最低8時間、放電できる仕様

 今回の公募でCCAは、最低8時間放電可能で、2026年までに稼働開始ができるエネルギー貯蔵テクノロジーの最低10年間に及ぶ契約を探している。

 カリフォルニア北部と中央部で電気小売事業を営む、セントラルコースト・コミュニティーエネルギー、クリーンパワーSF、マリン・クリーンエネルギー 、ペニンシュラ・クリーンエネルギー 、レッドウッドコースト・エネルギーオーソリティー、サンホセ・クリーンエネルギー 、シリコンバレー・クリーンエネルギー とソノマ・クリーンパワーの計8つのCCAによる公募で、これらのCCAは現在約300万人の住宅と企業の電力需要家にクリーンエネルギーを提供している(図2)(図3)。

図2●カリフォルニア州のCCA(名前の左横に星印があるのが今回RFPを出したCCA)(出所:CALCCA)
クリックすると拡大した画像が開きます
図3●8つのCCAの現状(出所:Silicon Valley Clean Energy)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング