特集

いよいよ来年に迫る、米加州の「新築建物への太陽光設置義務」(後半)

太陽電池メーカーが拡大する住宅市場に先手

2019/11/20 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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代理店を通じてホームビルダーとつながり

 来年、米カリフォルニア州でスタートする、新築住宅への太陽光発電導入義務に向け、地場企業だけでなく、全米でビジネスを展開している太陽光発電関連会社も 、屋根施工会社とパートナーシップを結び、新たなビジネスチャンスを狙っている(関連記事)。

 そんな中、既に新築住宅向けの太陽光発電市場で全米ナンバーワンの地位を築き上げた会社がある。米国のサンパワー(SunPower)だ。同社は、世界最高の変換効率を誇ったバックコンタクト方式(IBC) の結晶シリコン型太陽電池セル(発電素子)、パネルの製造・販売で知られる世界的な太陽電池メーカーである(図1)。

図1●米国の新築住宅向け太陽光発電市場でシェアトップのサンパワー
(出所:SunPower)
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 サンパワーは、ここ数年の間、全米の新築住宅向け太陽光発電市場で約50%という群を抜くトップシェアを維持している。

 同社は15年前に、住宅用、商業用を含む分散型太陽光発電を展開するため、地域密着型の独立した施工会社による「ディーラーネットワーク」を構築した。現在は500以上のディーラー(代理店)が同社の製品・サービスを提供している。

 そのうち200ディーラーは、サンパワーブランドしか扱わない「100%忠実」なディーラーとして売り上げを伸ばしている。このディーラーネットワークは、全米約40州に、広域的に展開しており、これらディーラーの販売先は専ら地域の小規模なホームビルダーになるという。

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