特集

米エネルギー貯蔵市場、2024年には4.7GWに急拡大

カリフォルニア州と発電事業用の需要が牽引

2019/12/11 15:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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2018年に1236 MWh

 米国エネルギー省(DOE)・エネルギー情報局(EIA)によると、2018年末の時点で、米国には出力862 MWの発電事業用エネルギー貯蔵施設が稼働済みである。

 発電所の規模は定格出力(kW)で示されるが、エネルギー貯蔵の場合、その規模は「出力」と「容量」の2つの単位で表される。「出力」は、kWやMWが単位となり、利用可能な瞬時の最大電力の値。一方、「容量」は、1回の充放電サイクルで、充電または放電できる最大の電力量で、kWhやMWhが単位となる。

 ちなみに、2018年の発電事業用エネルギー貯蔵施設の総容量は、1236 MWhで、出力と容量ともに総導入量の90%以上はリチウムイオン電池が採用された(図1)。

図1●米国発電事業用エネルギー貯蔵のタイプ(技術)別・導入出力(左図)と容量(右図)の年間推移(注:藍色=リチウムイオン電池、緑色=フロー電池、水色=塩系、黄色=ニッケル系、茶色=鉛蓄電池)
(出所:EIA)
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 現在、計画されているエネルギー貯蔵設備が稼働し、稼働中の容量が廃止されないと仮定すると、米国の電力事業用のエネルギー貯蔵設備の総出力は2023年までに2.5GWを超える可能性があるとEIAは予測している。

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