2045年までに累積48.8GW
CESAが、2021年12月16日に開催した「2022年カリフォルニア州エネルギー貯蔵市場の見通し」によると、同州は、2030年までに累計で1万4806MW(14.806GW)の発電事業用エネルギー貯蔵システムが必要になるという。そのうち、1GWは長周期変動に対応したエネルギー貯蔵施設(以下、長周期エネルギー貯蔵)となっている。
さらに、CESAは、SB100を達成するには、2045年までに、累計で48.8GWの発電事業用エネルギー貯蔵システムが必要になり、このうち、4GWは長周期エネルギー貯蔵となっている。
ちなみに、「長周期」の定義だが、CESA によると、米エネルギー省(DOE)は、「10時間以上の電力の供給」としており、カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC : California Public Utilities Commission)は、「単一のエネルギー資源から少なくとも8時間にわたって最大容量で放電できる貯蔵資産」と定義している。