特集

太陽光「過剰設備」と「出力抑制」で発電コスト削減!?(page 2)

「暗黙のストレージ」で、蓄電池の容量を減らす

2020/12/28 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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なぜ「暗黙のストレージ」なのか?

 まず、(1) 発電設備のテクノロジーには、太陽光と風力発電、(2) 需給バランスを調整するテクノロジーには、リチウムイオン蓄電池などの電力貯蔵、そして「暗黙のストレージ(貯蔵)」との位置づけで「過剰な発電設備」とその「出力抑制」を考慮した。どうして「暗黙」と呼ぶのかという質問にペレズ氏は、「過剰な発電設備と出力抑制は、事実上、需給バランスを調整する機能を持っているから」と答えた。

 シナリオでは、太陽光と風力発電、さらに電力貯蔵のコストを大きく左右するテクノロジーの発展度合いを、2025年に「高いケース」「低いケース」、そして2050年に「高いケース」「低いケース」の4つのシナリオも加えた。

 ちなみに、シナリオ別の発電事業用太陽光発電の資本的経費(Capex)は以下のようになっている(図1)。

図1●シナリオ別のCapex(資本的経費)
(出所:Clean Power Research)
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