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太陽光「過剰設備」と「出力抑制」で発電コスト削減!?(page 3)

「暗黙のストレージ」で、蓄電池の容量を減らす

2020/12/28 05:00
Junko Movellan=ジャーナリスト
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風力適地ミシガン州の分析結果

 「2050年・テクノロジー発展度・高い」シナリオでは、2050年には太陽光発電の開発が大きく進展し、資本的経費が大幅に低くなる。その結果、2050年には太陽光発電が「テクノロジーのチョイス」となり、さらに、風力発電の開発が浸透している地域でも、太陽光を導入する方がコスト面で利点があると、ペレズ氏は説明した。

 さらに、MISO全体、3つの地域に分けたもの、さらに、10のゾーンに分けて分析した。これら条件・要因をもとに分析し、再エネ100%を達成するための「最適化」は、均等化発電コスト(LCOE)を使って比較した。

 ここでは、分析結果を簡単に説明するために、MISOの10ゾーンの一部に当たるミシガン州を例に挙げる。ミシガン州は、米中西部に位置し、五大湖に隣接している。緯度は日本の北海道とほぼ同じで、太陽光よりも風力発電の方が、潜在的な資源量がはるかに大きい(図2)。

図2●シナリオの設定と均等化発電コスト(LCOE)
(*出力抑制率については具体的な数値が発表されていないので、筆者がグラフを元に推定)(出所:Clean Power Research)
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