特集

工業地帯の太陽光を悩ませる「鉄粉の固着」、独自手法でスッキリ除去

固着の状況に合わせ適切な洗浄剤、発電量30%アップ

2020/05/27 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
印刷用ページ

 中国地方の工業地帯に、太陽光パネルが約3万5000枚並ぶメガソーラー(大規模太陽光発電所)がある。このメガソーラーは、2016年春に運転を開始して以降、工業地帯に特有の鉄粉に悩まされてきた。鉄粉は太陽光パネルの上に降り積もり、そのうちに赤茶けた錆のように固着してしまう。

 発電事業者である中国電力の子会社、エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(ESS:広島市中区)は、さまざまな対策を試し、検証を繰り返してきた。これまで決め手となる対策を見い出せずに鉄粉による発電ロスに苦慮してきたが、ここにきて効果的な手法を確立した(図1)。

クリックすると拡大した画像が開きます
クリックすると拡大した画像が開きます
クリックすると拡大した画像が開きます
図1●固着して赤茶けた鉄粉を洗い落とす
(出所:エネルギア・ソリューション・アンド・サービス、SSG)
  • 記事ランキング