2020/07/22 05:00
土嚢やブロック塀で豪雨に対応
この太陽光発電所では、排水対策も追加している。豪雨などによって、雨水の流れる水道(みずみち)ができやすい場所への対策である(図7)。
想定外の水道は、地面を削るだけでなく、土が流れ出ることで、基礎を支える地耐力が下がるリスクもある。
中国地方ではここ数年、観測史上、最高レベルの豪雨に見舞われ、災害が相次いでいる。同発電所でも、地面が雨水で削れて深い溝ができ、架台を支える基礎の周囲が深く浸食されてしまった場所もあった。
これに対応し、土嚢を敷き詰めたり、ブロック塀を追加したりするなど、新たな排水対策を早めに打っている。