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工場の屋根上太陽光に多い「油汚れ」、洗浄後に発電量3倍も(page 2)

脱炭素で設置が急増、洗浄コスト低下で費用対効果が向上

2021/08/04 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 エネテクでは、こうした汚れの洗浄には、ドイツのケルヒャー製の機種を使う場合が多い(関連コラム:急増する太陽光パネル洗浄の需要、ケルヒャーの部材が障壁を解消)。パネルの洗浄用に開発された部材を、高圧洗浄機に取り付けて洗う(動画)。

動画●ケルヒャーの機器を使う。他の屋根上太陽光発電所における例
(出所:エネテク)

 水を送り出す方法として高圧洗浄機を使うものの、通常の高圧洗浄のように、水圧を直接、汚れに当てて落とすという原理ではない。円盤状のブラシが回転しながらパネルの表面を洗っていく。

 太陽光パネル表面に触れているのは、この円盤状のブラシである。パネル表面にゆるやかに水を流しながら、ブラシを回転させて汚れを落とす。流しているのは通常の水ではなく、パネル用の洗浄液で、これもケルヒャーが供給している。決められた割合に希釈して使っている。

 人手で水を流しながらスポンジでこする手法を電動化した上、洗浄できる面積を広げて作業効率を高めた。洗浄の作業コストが下がった大きな要因となっている。

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