特集

新型コロナウイルスの影響による工期遅延は、「不可抗力」と言えますか?

<第61回>「不可抗力」による工期遅延への対応と、今後のEPC契約の在り方

2020/03/09 05:00
弁護士法人 匠総合法律事務所 代表社員弁護士 秋野卓生
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 中国国内で、感染拡大が確認されている新型コロナウイルス感染症の防疫措置に伴い、太陽光発電関連の資材等の供給が遅延するといった状況が発生しています。

 太陽光発電業界では、固定価格買取制度(FIT)により、認定取得後、3年以内に運転を開始するという「3年ルール」などにより、今年度末の完工を目指している太陽光発電事業者も多くいることから、納期遅延、工期遅延に伴うトラブルの発生が予想されます。

 本稿では、新型コロナウイルスの影響による納期遅延や工期遅延は、「不可抗力」と言えるのか? について裁判例に照らし、検討したいと思います。

コロナウイルスの感染が経済活動に大きな影響を与えつつある
(出所:国立感染症研究所)
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