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メガソーラー建設を巡る裁判はどのような動向ですか

<第63回>静岡地裁が5月22日に出した判決の解説

2020/05/29 05:00
弁護士法人 匠総合法律事務所 代表社員弁護士 秋野卓生
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全体計画の一部についてまで裁判

 静岡地裁で今年5月22日に出された判決(静岡地裁令和2年5月22日判決)は、静岡県伊東市でのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を巡り、事業地内の川に橋を架けることを市が不許可としたことについて、処分の取り消しを言い渡しました。

 伊東市では、メガソーラー建設のための宅地造成については許可しており、今回の判決は、「事業地内の川に橋を架けること」という全体計画のなかの一部についての許可の是非について裁判で争われました。

伊東市で計画の進んでいるメガソーラーの現場建設事務所
(出所:日経BP)

 一つのメガソーラー建設にあたり、複数の裁判が争われている現状について、「やむを得ないもの」と捉えるべきか、訴訟を回避する策があったと評価すべきか、弁護士の立場から思うところを解説したいと思います。

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